金色のスプーン

わくわくしながら生きていく。

そういちろうくんの話

f:id:kotorinouta1105:20171130165853j:plain出会い系アプリで出逢った彼は、柴犬みたいな人だ。

穏やかで、人のことを否定することがない。

多分本当はいつも笑っているひとなんじゃないかなと思うけど、今は好きではない仕事をしていて、自分の今後について迷っている。

だから会うときはどこか煮え切らない顔をしている印象。

その彼の何がいいかって、素直なところだ。

しんどいときはしんどいと言うし、私のことを女性として見てくれているから、可愛いとかきれいだとか、伝えてくれる。

初めてご飯に行ったときに父親との関係性について話してくれたのも大きい。

家族との確執とか、向き合ったこととか、引っかかりなく話せるのは、自分の内面と向き合ってきている証拠だと思う。

だけど気を遣える人だから、どこまで話そうかとも考えている。

そういう人が好きだ。

自分の内面を言語化して話せる人は、話していて楽しい。

 

一昨日飲んだ時に、ナイトウォークをしたのが楽しかった(笑)

お店を出た後もう少し話したかったんだけど、二人ともお酒そこまで飲むわけでもないし、かと言ってカラオケやダーツがしたいわけでもないし、仕方がないから駅周辺をうろうろしたあと、私がちょっと向こうの駅まで歩こうと提案して、そのまま約3キロナイトウォークした(笑)

だけど、暗い中で、お互いの顔を見ずに、遂行する目的の傍らに話をするときは、なぜか話が弾むか、自分の中心核についての話になることが多いと思う。

なんでかな。

私の中でこれは『夜のドライブ効果』というんだけど(笑)

彼はその中で、自分がどうしてそういう考え方になったのかをとつとつと話してくれた。

いつでもそうして人に話せる人なのか、私なら話していいなと思ったのかはわからないけど、嬉しかったな。

私も自分の昔の話を少ししたり、今一緒にいる人とのことを話したりした。

名前の付けられない関係性や方向性を、「いいんじゃないですか」と認めてもらえるのは、居心地がいいな。

 

今一緒にいる人がいなかったら、好きになっていたと思う。

何の違和感もないもの。

今後どういう関係性に変わるかはわからないし、このままずっと続くのか、途切れてしまうのかもわからないけど、彼と出逢えたことは私の人生の中で大きいよ。

ありがとう。