熱海 福島屋

なかなかディープなスポット、福島屋温泉。
日帰り入浴料400円に魅入られて行ってきました。
ゲストハウスのお姉さんに、シャワーもなくて手桶で流すとは聞いていたけど、伊賀の昔からの銭湯に行ったことのある私はそれくらい！と思って、常連客ですけどくらいの雰囲気を醸し出して乗り込んだのに、

その独特の雰囲気に飲み込まれました(笑)

あの昔からある旅館の雰囲気、佇まい、なんなんだろうね、厳かとも違う、なぜか、注意深く慎重になる。
すきなんだけどね。

昔からいるものたちに囲まれて、すみません、おじゃまします、って背中丸めて入る気持ちなのかなぁ。

二階へ上がる階段もあります。
旅館だもんね。
おばあちゃんちが昔民宿やってたから、懐かしく感じる。こういう急で暗い階段、怖かったなぁ。

脱衣所はこの写真の右側に木で出来た台がひとつあるのみ。4人くらい荷物が置ける。
ちょっとだけ見えてるロッカーがプールにあるものと同じで笑う(笑)

お風呂！

もちろん脱衣所にも誰もいないときに撮りました。
お湯は熱い！44℃くらい？でも気持ちよかった！お湯が柔らかいのかなぁ。顔洗ったら少ししょっぱい気がした。
天井は千と千尋の湯屋で見たような四角い板で出来てた。
壁の上に隙間が空いていて外の空気が入ってくるから、冬はお湯の温度と中和されていつまでも入っていられるけど、夏は暑いだろうなぁ。
男湯とも天井が続いていて、時々おじさんの「ああ～」って声が聞こえてきて何とも言えない気分(笑)

お湯とお水を混ぜるシステム。何のためのタライ？(笑)

BGMもないから静かだったー。山の中のしんとした静けさに似ていた。
伊賀で入った銭湯は、ディープだけどレトロで売り出している自覚のあるところだったから、瓶の牛乳や地元の若者のアーティストの作品があったり、レトロな温泉を束ねた本が置いてあったりした。
でもここはそんなもんじゃない。ガチや、ガチ。楽しかったけど。
ディープなスポットでした。福島屋。

こんなレトロな電話もあります。

シャンプー、リンス、ボディーソープあり。タオル貸し出しあり。19時までに入ればおっけー。
熱海に行った際にはぜひ。