金色のスプーン

わくわくしながら生きていく。

爪痕

あっちとこっちの中間を取ってうまくやったらいいのに、あっちかこっちのどっちかしかないと思ってる。それって何でかな。誰の心にも何も残せないと思ってるのかな。何で気ぃ遣わなきゃいけないのかとでも思ってるのかな。そこが見えない。自分なのに。


人の命と、自分の私生活と、天秤にかけて、自分を取るのは、ずるいな、と、思ってしまう。薄情だなって。
でも、そんなの仕方がない。それもわかる。生活は流れる。お腹は空くし、食べたらトイレにも行くし、泣き疲れたら眠くなる。生きるってそういうものだ。この世界の片隅に、も、そうだった。生きるとは日常を繰り返すこと。
でもまだ、受け入れきれない。それとこれとは別物だ。今はまだ。



アピールは格段に減った。けど、雰囲気で出てしまうのはあるんだろうな。それを意識しない人と、意識して生活する人では。仕方ない。今はそうして生きるしか。