金色のスプーン

わくわくしながら生きていく。

帰り道

泣きながら家路についた。

思わず、溢れたのは、もう耐えきれなかったからだ。
おうちに帰って寝たい。それだけのことなのになんでそんなしつこく誘うの?飲み会の続きはしたい人でしたらいいでしょ?普段仕事してて対大人に不機嫌になることないのに、これだけ嫌がってるってわからないの?わかってるのにどうしてそこはみんなに合わせてって連れていこうとするの?なんで真夜中に自分たちの楽しいだけ大声で騒ぐことができるの?
怒りしかなかった。それを直視したくない、でも無視もできない。一貫して断る態度を冷静に取り続けられない私を全部無視して連れて行こうなんてどういう神経なの?それはどういう意図なの?
別にうちに泊まりに来てもいいよ、帰れないなら。起きててもいいよ、飲んでてもいいよ。だけど私は寝るからね。そう言ってるのになんでそれを止めようとするの?
酔っ払い相手にどうこうじゃない、頭の奥底で酔ってないのはわかってる、あれは悪ふざけでしかない。

人が嫌がってるのをわからんやつは最悪だ。最悪だ。いっぺん死んでこい。


ほんとやだ。


怖い、人に悪口を言うのが怖い。死んでこいとか言っちゃいけない、すぐ言ったことを否定したくなる。
人に怒りたくない。人をすきがいい。
そういう風に出来ていた。

壊れ始めてる。
抑えられなくなったのが、いい証拠だ。
よく感じてみろ、どこかすがすがしいだろ?
もう進み出したら止まらないんだ。

月曜日、話をしよう。逃げたくない。