金色のスプーン

わくわくしながら生きていく。

パワー

人の言うことに影響されてしまうから、ぐらぐらと揺り動かされて、横になったまま立ち上がれない。

でもそうしていたいわけじゃないんだ。

 

昨日仕事で先輩から信頼されてないなぁと感じる場面が二つもあって、

ああできないなぁ、どうしようもないなぁと思っていた。

でももう10年前みたいに消えたいくらい胸が締め付けられることはない。

だから先輩たちの一意見だということもわかる。

わかるけど、それが入って来なくて、ないがしろにされることが悲しくてつらくて、

後輩やよくしてくれる先輩たちも、ああこいつはできないなぁと思っているけど、仕方なく優しくしてくれるんだろうなぁとか、どうしようもないことばかり考えて、抜け出せなかった。

 

それが、抜け出すタイミングが、今日来た。

早起きしたのに結局のろのろとベッドで携帯をいじっていたときに、それは突如降ってきた。

「私にはパワーがあるのに」って。

それは心に直接ゆさぶりをかけてきて、「わたしにはぱわーがあるのに」って口に出したらもう止まらなくて、起き上ってわあと泣いた。

私には力がある。

それを自分で認められないことがずっとつらかったんだ。

 

あれができないかもしれない。

この人には怖くて話しかけられない。

やったら失敗するかもしれない。

嫌われるかもしれない。

そういうことばっかり考えてた。それは重たくて苦しいんだ。

 

そっちで生きなくてもいいじゃないか。

本当は全部できるって、やれる力があるってちゃんと知ってる。

そうだ。

 

よかった。