金色のスプーン

わくわくしながら生きていく。

親に言うというシュミレーション

たとえば、私が、今回の人生は結婚はしないよ。子どもも産まないよ。と、親に告げるとする。
でも多分まだ、ぼろぼろ泣いちゃう気がするんだ。
あの人と一緒にいると決めたのは自分だけど、この30年、自分は結婚して子どもを生んで人並みのしあわせを得るものだと幼心から擦り込まれてきた、それを覆すわけだ。
その勇気とか、覚悟とか、まだ持てない。

そこまで思い描いているものがあるなら別の人と結婚したら?って思うんだけど、それもありだって何度か出会い系アプリも使ったけど、なんかねぇ、それも擦り込みだろうけど、手を離せないんだよねぇ。
あっちは別に私と手を繋いでいるわけでも、ましてや掴んでいるわけでもなくて、「あなたが選ぶのであれば、どうぞ行きなさい」って、いつだってそういうスタンスだから、私が絶対良いとか、微塵もないんだ。
ただそんな風に女っ気のない向こうが、唯一気を許す女が私であるわけで、私はそのポジションを手放せないんだよ。
ある意味、それが特別なの。

ただ、そういう見方をしだすとわけわからなくなるのね。
誰とどう人生を生きるかとかさ。
そうじゃなくて、今はあの人の近くでやっていきたいって思ったから、今はそれを選んでいるのだよ。
それが、ずっとぶれないでいたい。
親は多分、あなたがそうするならそれでいいよって言うだろうけど、やっぱり寂しいと思うからさ。わかるよ。
その願いを叶えられないのは、まだ、直面出来てはいないんだ。